審美歯科治療のクリーニングについて説明していきます。歯の寿命を延ばすことにも繋がる治療なので、定期的に受けたいメニューです。
普段の歯磨きでは落とすことのできない歯垢や歯石を落とし、歯の本来の色に戻していくのが、歯科クリニックで行われている歯のクリーニング治療です。歯の表面についたステインや茶渋やたばこのヤニは、見た目だけでなく、口臭、歯肉炎や歯周病などの原因にもなってしまいます。
歯科医院でのクリーニングを受けると、歯ブラシでは除去しきれない虫歯菌の細菌膜(バイオフィルム)を破壊することができる上、歯の再石灰化を促進することができるので、虫歯になりにくい状態を保つことにも繋がります。
短時間で行う方法としては、水と細かい粉を高圧で吹きかけて歯を傷つけずに表面の汚れだけを落とす方法があります。強い汚れや歯の表面にザラつきがある場合は研磨剤を使って汚れを落とす施術が行われます。ただし、研磨剤を使ったクリーニングは、わずかに歯を削ってしまうので頻繁には行えないようです。
審美歯科で主に扱われているクリーニングメニューは、PMTC(プロフェッショナル・ティース・クリーニング)といって、プラークの染め出しから歯や歯間の汚れ落とし、研磨、フッ素加工までを1時間程度の時間をかけて行っていくものです。ホワイトニングで白くなった歯のメンテナンスとしても良い方法とされています。
【メリット】
【デメリット】
クリニックにより多少の差がありますが、相場としては3000円~5000円程度になります。
クリニックによっては歯1本単位で行ってくれる場合もあるので、ホワイトニングした部分だけ・特に汚れが気になっている部分だけをクリーニングしてもらうことも可能なようです。